華麗なる生まれ変わり←阪神7×0横浜@京セラドーム大阪

阪　神−横　浜　３回戦　（阪神３勝、京セラD大阪、１４：００、３３９４５人，サンスポ）
福原完封！新井5打点！
開幕カードの勝ち方にはそのシーズンの勝ち方が出るような気がしてならないが，3連勝目の勝ち方は昨季までふがいなかった先発と何点差でも手を抜かない野手の決意が見えた。

昨年まではシーツが入っていた3番ファーストというポジション。彼はまず守備力がすばらしく，スローイングに難があるとされた阪神内野陣を守りで引っ張りかつ勝負強い打撃でチームに貢献していた。今年はそこに新井が入り，期待された打撃で結果を出すことはもちろん，気持ちの入った走塁と投手への声かけという違った形の貢献が見えている。たとえ打てなくても，走る・守るでの貢献度は計り知れずこれから非常に楽しみだ。

もうひとつ，2番セカンドの平野の衝撃がすごい。これまでは関本・藤本・坂と違った魅力を持ったセカンドの争いだったが，平野は言うなれば関本の打撃力，藤本の守備力を兼ねてしまっているような野球センスのかたまりに感じる（もし体が大きければホームラン王を狙えただろう）。赤星を助ける2番というよりも平野自身がアイデンティティをもった2番打者として存在してくれたらいいと思う。

それにしてもオリックスから抜け出した選手達の輝きは何なのだろう（昨季で言えば早川か）。昔の阪神もそんな傾向があったように思うが，環境が変わることがこれほどまでに選手の力を引き出すとは驚きだ。

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