主権不在←ＷＢＣは星野監督へ

オリンピックの結果に対する騒ぎが収まるのを待っただけにすぎないタイミングでの報道，ＷＢＣも星野仙一監督で行くようである。

結局，今の日本に国全体を野球でまとめるカリスマがいないということだ。こんなことなら，以前のように「巨人軍対他球団」という構図の中でスターが生まれる流れを残しておく方がよかったのかもしれない。

ここ数年で急速に球団の地域密着が進んだため，大スターが生まれづらい環境になっている。これはまさにサッカーの状況と同じで，今の代表監督も10年前にやっていた人が再登板という形で務めている。

チームの船頭を決めるのにここまで混迷しているのだから，良いチームになる期待も弱い。戦術うんぬんでなく，選手たちが北京での屈辱を何としても晴らす魂の戦いを見せてほしい。

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