背番号物語2008←埼玉西武・阪神・中日

1番人気の野球ブログはこちら!(人気ブログランキング調べ)

プロ野球における背番号はその選手のアイデンティティとなりうるものだが,多くは新入団時に期待度が反映され渡される。それが近年では契約更改での議題のひとつになったり,期待度の高かった選手が実を出さなければ剥奪されるという査定の道具のようにもなっている。

埼玉西武では,数年前に帆足和幸が自身を工藤公康と重ね合わせて47を求めることがあり話題になった。今年は涌井秀章
交渉後、会見に臨んだ涌井の顔は自然とほころんでいた。「希望額に少し足りなかったですけど、納得してサインしました」と満足そうに話した。
今季は10勝11敗と黒星が先行した。だが、CS第2ステージでは2勝を挙げてMVPに輝いた。日本シリーズでは先発、中継ぎのフル回転で日本一に大貢献した。大車輪の働きが評価されて自身初の1億円を突破した。
松坂の栄光の背番号を継承する。日本シリーズ終了後、現在の背番号「16」から松坂がレッドソックスに入団後、ここ2年間空き番だった「18」への変更を球団から打診された。この日の交渉中にも再打診され「真剣に、前向きに考えてみようかなと思っています」と明言した。
昨オフも「18」への変更を打診されたが「まだ早い」と断った。だが、今季は初の開幕投手で負け投手になるなど反省点もあり「ちょっとつまずいたので(来季は)心機一転です」と決意した。15日からのハワイへの優勝旅行中にも正式に返事をする予定だ。(デイリー)
西武はかつての黄金時代から背番号で語るピッチャーがいて,こういった話題を提供することに事欠かない。回り回ってこれからも語られていくのだろう。

そして中日も落合監督があからさまに背番号と査定を結びつけている。
中日が今オフも“オレ流背番号シャッフル”を行うことが12日、分かった。04年の落合博満監督(54)就任以来、シーズンの活躍度によって背番号変更が行われてきた。今オフはプロ初勝利を含む2勝をあげた清水昭信投手(25)が「64」から「12」に。逆に小田幸平捕手(31)が「28」から「52」に変更することが検討されている。
プロ野球選手にとって背番号は「顔」とも言える。結果を出せば、ふさわしい番号を。逆に出せなければ返上を。「信賞必罰」を背番号変更によって表現するのが落合流。現時点で検討されている中で“出世組”と言えるのは清水昭だ。2年目右腕は今季8月31日広島戦でプロ初勝利をあげるなど2勝。クライマックスシリーズでは中継ぎとしてチームに貢献した。前日12日にドミニカ・ウインターリーグから帰国し、来季に向けては「1軍に定着したい」と意気込んでいる。(ニッカン)

阪神も昨年大きな動きがあったが,真弓監督もその方針のようだ。
「背番号をある程度、変える予定にしている。今秋のドラフトで獲得した新人選手や、来季の活躍が期待できそうな選手にいい番号をあげたい」
球団関係者が大シャッフルを予告する。三浦(横浜)がFA移籍となれば与えるつもりで、杉山の「18」をはく奪済み。これだけではなかった。太陽には「15」を変更する意向を通達。さらに金村大の「17」、筒井の「19」が変更リストに加わっている。10番台は一軍で活躍する投手に対しての期待の称号。それが4人も一斉に変わるという異例の“大粛清”を敢行する。
仕方のない現実が、そこにある。杉山は2003年のドラフト自由枠。太陽は01年の1位で筒井は04年自由枠。金村大こそ06年の大学・社会人3巡目だが、いずれも入団時に期待が高かった。それに見合う数字を与えられていたが、一向に芽のでない現状。球団も我慢の限界だった。
他の番号としては、自由契約となったボーグルソンの「4」、正田の「20」、横浜にFA移籍した野口の「2」が空いている。これらを新人も含めて配分。年内にも新ナンバーを整備する。
「石川(48番)や白仁田(47番)といった来季の飛躍が期待できる選手に、いい番号を与えるプランもある。逆に背番号を変えられた選手は、心機一転という気持ちでがんばってほしい」(サンスポ)

背番号ひとつで成績が変わればいいものだが,そうもいかないのがプロの世界。ところで,特定の選手の大ファンという人は,こういった背番号の変更でまたユニフォームを買い替えるのだろうか。涌井などは影響も大きそう。球団にとってはまたレプリカを売り出すチャンスだが,迷惑を被るのはファンかもしれない。

1番人気の野球ブログはこちら!(人気ブログランキング調べ)
ネットde家系図TAKUYA∞若林翔子UVERworld(ウーバーワールド)ウサギリンゴザザムシ中島吉謙オーストラリア サンタクロースイルミネーションローズせんだみつお