バランス←ＷＢＣ日本代表候補メンバー発表

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１１月２１日のスタッフ会議では候補４５人を選出した後、侍ジャパン候補の絞り込みを行った。第１回大会ではチームを牽引したイチロー（マリナーズ）、松坂（レッドソックス）、福留（カブス）、黒田（ドジャース）、ドジャースからフリーエージェント（ＦＡ）となった斎藤、城島（マリナーズ）、岩村（レイズ）のメジャーリーガーが７人が順当にメンバー入りしたが、４番候補の松井秀（ヤンキース）は選出されなかった。北京五輪代表に選ばれなかった岩隈（楽天）、小笠原（巨人）らも選出された。（サンスポ）
辞退と見られていた斎藤隆も入り，そうそうたる顔ぶれとなった。「コイツを入れろ！」とねだる前に今回のメンバーを考察してみたい。

メジャーリーガーは7名，ＮＰＢから27名だがそのうちセントラルから11名，パシフィックから16名選出された。

ＮＰＢからの選手を少し独自の目線で切ってみる。まず，2007年までに一線級と認められている選手（07年組）と2008年に一花咲かせた選手（08年組）に分けてみると，07年組は17名，08年組が10名となった。07年組は涌井・ダルビッシュ・渡辺・田中・杉内・和田・馬原・内海・藤川・阿部・石原・松中・川崎・小笠原・村田・稲葉・青木，08年組は岸・小松・岩隈・山口・細川・片岡・中島・栗原・亀井・内川といった具合（岩隈は迷ったが一度死んだ身として今年の成績を重んじた）。

気づくのは，08年組のバランスの良さだ。ここにあと少し（野手とリリーバー）足せば即席オールスターになる。

そんなことに感心している場合ではないが，実績組の中にも北京のリベンジを心に秘めている選手もいれば，前回ＷＢＣまでは呼ばれたがそれ以来日の目を見ていない選手もいて精神的なバランスもいいように思われる。

救援投手の不足が容易に指摘できそうだが，球数制限を考慮し先発2名制度を敷くのではないか。斎藤が使えればクローザーとして，その前に山口・馬原・藤川を置き，ゲームの終盤もしっかり計算がたつ。

ここから誰を削るかという作業が苦難だろうが，コンディションの悪い者が脱落するレースとなるだろう。これからが非常に楽しみだ。

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