田沢純一の選択←メジャーか日本か

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今月12日から地上波アナログ放送では右上に常時「アナログ」というのが付く嫌がらせが始まっているが,これに対する反響が少ない。個人的にはこの不景気の中で強硬に2011年7月24日に向けて地デジを普及させる動きには疑問だが,多くの生活者はテレビは「あったら便利だが必須ではない」ものになりつつある現実から,「地アナ」ほどの普及はないのかもしれない。

テレビ関係者としては寂しい話だが。けれど,いずれコンテンツの内容・質において明確にテレビとインターネットで役割付けがなされるのではないかと思う。

それはさておき,今日発売の週刊ベースボールにて,おそらく2度目になるであろう田沢純一のインタビューが載っていて,実は驚くことがあったので紹介する。

というのは,彼はメジャーを目指したのではなく,アメリカの野球を目指していたということである。つまり,メジャーリーグへの挑戦が第一義なのではなく,まずはアメリカの育成システムに我が身を置き,成長した暁にはフェンウェイで投げたい,ということだ。

これを読んだとき,なぜ日本のプロ野球を経ないでメジャーを志したのか疑問に思った。アマチュアとして抜きんでている自分の力を即メジャーで試すという挑戦なら大いに注目したいが,契約内容で明確になっているように開幕後は2A(3軍相当)のスタートになっているそうで,少しがっかりした。

もしドラフトを経て日本のプロ野球に入っていれば最短で9年くらいはいなくてはならないが,その前にポスティングという制度もあるし,チャンスはいくらでもあるだろう。

アメリカ野球への挑戦と言えば聞こえはいいが,裏を返せばNPBなどを否定しているようにも見える。彼の第一歩はアマチュアから即メジャーで成功するか,という仮説にひとつの答えを出すひとつのチャンスだっただけに少し残念に思った。

みなさんはどう思いますか?
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