あなたはどの地域?←東京・大阪の地上波ラジオを同時配信するサイマルサービス「radiko」

http://radiko.jp/

TVやインターネットなど、視る・聴くの両方を備えたメディアが普及する中で、まだまだ根強い人気があるラジオ。
 昨今では、時流に乗り、ポッドキャストインターネットラジオといったオンラインの番組が充実する反面、
 都市部で乱立する高層建築やモーターなどの雑音源が原因で、民放ラジオを聴く環境が悪化してきています。
 そんな中、先日2月24日に発表された、東京・大阪の地上波ラジオを同時配信するサイマルサービス「radiko」。
 各所で話題になった新サービスが、いよいよ3月15日より試験放送を開始します。

 インターネットを通じ、既存のラジオ局の放送が楽しめる「radiko」の魅力は、CMや流れる音楽もそのまま
 同時に放送されること。もちろん登録や課金などはなく、パソコンとインターネット環境さえあれば、普通の
 ラジオとなんら変わりなく放送を楽しむことができます。

 現時点で参加しているラジオ局は、東京のTBSラジオ文化放送ニッポン放送ラジオNIKKEI 、InterFM、
 TOKYO FMJ-WAVEと、大阪の朝日放送毎日放送ラジオ大阪FM COCOLOFM802FM OSAKA
 計13局。配信ページは東京専用と大阪専用のページに分かれており、IPアドレスを判別してアクセス地域を
 判別し、該当するページを表示します。

 魅力が多い「radiko」ですが、デメリットもあります。それは、現時点でアクセスできる地域が限られていること。
 東京エリアであれば東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県にしか配信されず、大阪エリアも大阪府京都府
 兵庫県奈良県からのアクセスでなければ「radiko」を聴くことはできないのです。都市部の難聴取の解消が
 目的とはいえ、これではオンラインで配信するメリットが半減してしまいます。

 「radiko」の試験運用は3月15日から8月31日。実用化を視野に入れたテスト期間ですが、果たしてリスナーの
 反応はどうなのか、配信エリアの拡大はあり得るのか。(一部略)