勝敗に拘りすぎる中日と意に介しないハム←日本シリーズ第1戦

プロ野球の日本一を決める第57回日本シリーズ、中日(セ・リーグ)−日本ハムパ・リーグ)が二十一日、名古屋市ナゴヤドームで開幕し、52年ぶり2度目の日本一を目指す中日が4−2で競り勝った。(東京新聞
細部まで見ることはできなかったが,福岡ソフトバンクを彷彿とさせる「勝たねばならない」中日と勝敗よりも楽しみたい日本ハムは,その気の持ちようがそのまま結果になったと言える。

ひとつ疑問なのは,新庄をはじめ監督までも楽しみたいと言っていた日本ハムが本当に楽しめていたかどうかである。ベンチの策が誤りだったのか2回にあっさりと先制を許したが,すぐに同点に追いついたあたりはエキサイティングなゲームを演出した印象があるが,さらにすぐ失点するあたりが緊張感のなさというか勝利から遠のく原因になったのではないか。

対する中日も,決していつもの野球ではなかった。2回に谷繁の勝負強さが見られなかったとしたらあのままゲームは硬直する方向に向かっただろう。

ということで,エース対決の割に投手戦という感じにもならなかったが,2戦目も経験の差がありすぎるとは言え技巧左腕対決で見所は多い。ハムとすればもうちょっとチャンスを増やしてプレッシャーをかけたいところ。