今季に懸けろオリックスバファローズ←重い使命

オリックス」でニュース検索をすると,出てくるのは「前川」「中村」の話ばかり。

無免許運転で女性をひき逃げしたとして業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ、無免許運転)で起訴されたプロ野球オリックス・バファローズ投手の前川勝彦(本名・克彦)被告(28)について、同球団は18日、同被告との契約を解除すると発表した。本人にも通告したという。(くまにちコム)

オリックスは17日、中村紀洋内野手(33)を自由契約とする手続きを取り、コミッショナーから公示された。
契約更改交渉が12日に決裂した後、オリックスはトレードによる移籍先を探ったが、交渉はまとまらなかった。機谷俊夫球団代表は「きょうの午後に代理人に報告した。トレードは成立しなかった。力のある選手なので、早く次が決まってほしい」と話した。(くまにちコム)

知名度そして企業イメージの向上という名の下に運用されているプロ野球であるからして,オリックスはすっかりその逆を極めてしまっている。2004年の初のストライキにも関わっていて何かとマイナスイメージがつきまとう集団である。

来季,前川と中村の名はバファローズのリストにないだろう(中村は一縷の可能性があるのでは)。だが,残された選手がイメージアップのために奮闘し上位に進出する「義務」がある。そうでなければ一般市民の単純なイメージ形成によってすっかりオリックス=お荷物球団ということになってしまう,たとえ波風を起こした当事者がいなくとも。

中村については,選手に非がある分のほうが強いかもしれないが,球団側として新しい着地点が見いだせなかったのかは微妙なところだ。選手の認証を得ないままに制限を越える減俸制限の提示を繰り返し,選手の言い分を聞かない姿勢は見られなかったか。

どちらにせよ,イメージの面で壊れつつある日本のプロ野球は,フィールドで何とか挽回していくしかないだろう。