DICE-Kが再びBASEBALLを変える←松坂大輔オープン戦初登板

米大リーグ、レッドソックス松坂大輔投手がマーリンズ戦に先発した6日、ロジャーディーン・スタジアムは、敵地にもかかわらず松坂人気にわいた。
“魔球”ジャイロボールを操ると米国内で報じられる「1億ドル右腕」。話題の投手が初めて大リーガー相手に投げるとあって、指定席は完売。球場側は制限いっぱいの1500の立ち見券を用意したがこれも売り切れた。球場は超満員の8044人で膨れあがり、チケット販売者は「これだけ入ったのは10年間でもまれ」と目を丸くした。
球場は1球ごとに歓声が上がり、降板後にブルペンに向かう松坂投手に立ち上がった観衆から大きな拍手が送られた。ショップでは松坂関連のTシャツ300枚を緊急入荷。相手チームのルーキー選手のグッズを販売すること事態異例だが、試合前から飛ぶようにさばけた。(デイリースポーツ)
深夜3時頃,テレビをつけると松坂の姿が。そして当地の球場はあふれかえるほどの満員。

松坂大輔アメリカの野球の概念を変えてしまうのではないかと思う瞬間がある。イチローが2004年にメジャーリーグ最多安打を放った時,アメリカ人は84年前に記録を作った人を振り返って敬服し,また改めてヒットを打つことのすばらしさに出会った。松坂大輔は,もちろん記録の面でも周囲の期待に応え,勝ち星を積み上げて欲しいが,彼の投げる様で観客をもっと魅了して欲しいと思う。

「松坂はジャイロボールを投げる」こんな怪情報が全米で流れ,彼の右腕から放たれるボールに注目が集まった。本人すらそれがジャイロかわからず,熱狂的な報道の一端ではないかとは思う。ただ,彼の投球フォームの美しさ・無駄のなさというのはメジャーリーグでも比較のしようがないほどのすばらしさを持っていると思う。そういう,マウンド上の振る舞い全てで観客をぜひ魅了して欲しい。

もちろん,それで終わりでは困る。アメリカ人たちを魅了する松坂に,ぜひ今日本で活躍している野球人たちに本気で憧れ,凌駕するような存在が出てきて欲しい。遠くから,松坂は日本野球の発展に貢献していると信じたい。