忘れられぬ記憶←東北楽天2×3阪神@草薙

草薙球場と言えば,秋に行われる東西オールスター(今年から廃止とか)が行われる地としてプロ野球ファンにおなじみであるが,正式名称は静岡県草薙総合運動場硬式野球場なのだそうだ。私も初めて本日「参詣」し,ベーブルースと沢村の像に思いをはせた。

阪神の先発候補ボーグルソンは4回1失点。途中出場の秀太が本塁打を含む2安打2打点とアピールした。楽天の有銘は5回を2安打1失点にまとめ先発枠入りへ前進。2番手の一場は1回無失点だったが制球のばらつきが目立った。(山陽新聞
阪神の投手陣の現状を考えると,今となって岡田監督としてはどういう理由をつけて誰を2軍に落とすか,あるいはどういう材料でローテーションを絞っていくかを決めていく段階であろうから,投手陣としてはもちろん打たれてはいけないが,抑え方も重要になってくる。そういう意味ではボーグルソンは大荒れしなかったが不安定さが残る点でポジティブな印象は与えない。ウィリアムス・橋本は言うまでもないとして,能見についてもいいところまできているが決め手がないという印象を与えた気がする。だが,これまでの感じを見ても他球団よりも潤沢な投手陣であることは私の目でもわかるし,それだけ監督の目・采配がペナントを左右しそうである。

打つほうはというと,鳥谷の死球が心配である。新聞などでは左肩となっていたが,本人は右肩を気にしていたように見えたからなおさらである。シーツ・今岡はまだボールを見ている段階,金本がそれより一歩前を進んでいるようなクリーンナップでまだまだ調整のご様子。赤星が今日も無安打で心配は深まるが,関本に安打が出たのは安堵。関本もまだまだ,藤本は前に打球を飛ばせる気がしないとなると,打撃好調のリンをセカンドで使いたいと思うのは私だけであろうか。

忘れてならないのは秀太の活躍だろう。2安打1ホームランに1盗塁。特に試合を決した一発はまさに「イチニノサン」だったかもしれないが完璧な打球だった。師匠を前に強烈なパンチ,そして偉大なバックアッパーとなりうるアピールとなった。個人的には,過去にも多く彼の決勝点でもたらされる勝利を目の当たりしている気がしてうれしかった。またひとつ忘れえぬゲームが増えた。