開幕投手は今年も29番?←阪神0×2東京ヤクルト@京セラD

今岡と宮本の談笑。この秋,この二人は台湾で大暴れしてくれるのだろうか。

さて,パシフィックリーグが開幕するというめでたい日に私は最後のオープン戦観戦と言うことで京セラドームにやってきていた。東京ヤクルトを見届けて12球団制覇となった。

石井一久の好投(3回を無安打)・青木のファーストパンチと犠牲フライで阪神は寂しい連勝ストップおよび京セラドームでの連敗となったが,開幕は近いわけで,それぞれに開幕モードとなってきている。

開幕で先頭打者になることが内定している鳥谷だが,今日は2つの二塁打で好調を持続しているが,凡退した打席でもそれなりに球数をかけ,いやらしい1番になってくれようとしている。近い将来3番になることだろうが,何でもできる打者になってくれそうだ。

前回の横浜戦で全球ストライクのイニングがあったかと思えば次の回から崩れて不安視されたルーキー小嶋は,今日はほとんどの打者を相手に初球ボールから入って組み立てるピッチングだった(結果は3回1失点)。これが計算尽くのものなら何とも頼もしいが,そうでなければ野手にとって不安を抱かせる投球に他ならない。結果的に大崩しないのはいいことだが,当初首脳陣を驚かせた飄々としたピッチングを取り戻して欲しいと思うのは私だけだろうか。

ここのところ下柳とセットで登板になっている先発候補小嶋だが,実は開幕投手なのではないかと思っている。というのは,今のスケジュールから察するに開幕時点で表ローテーションがジャン・下柳・小嶋,裏が江草・ボーグルソン・能見となっている。タイプ・利き腕が同じ小嶋と下柳を連続させるわけにはいかず,下柳は3連戦の最後に待機させて連勝ならば継続させ,連敗ならばストップさせる役回りをさせたい。そうなると1戦目は小嶋になるのではないだろうか。あくまで推測だが,今年も開幕には29番がいるかもしれない。

今年もJFKの一員,ウィリアムスはまたも大半を直球勝負。藤川とタイプは違うが,ストレートにはますます凄みが出てきた。今年は開幕からフル回転してホールド王を狙って欲しい。

一方,東京ヤクルトに触れておくと,監督はきっと不本意だろうが,外国人で固められたクリーンアップはそれなりに機能しそうで,あとは下位打線をどうするかだろう。新外国人投手のグライシンガーは昨年まで韓国で活躍した投手で,やはりアジアの野球を知っていると言うことで順応性が高く崩れにくい印象を与えた。

セントラルも開幕が近い。今日東京ドームでは広島の黒田が打ち込まれていたが,どう立て直して大阪にやってくるだろうか。気持ちは今度の金曜に向いている。