まさにオリンピックinJAPAN←サッカー日本2×0ペルー@横浜

TBSではボクシング,CXではフィギュアスケート,ANBではサッカーと水泳,NHKもBSで連日カーリングをお送りしている。オリンピックは各局で競技を分け合い裏かぶりがないよう配慮があるが,オリンピックでないのでこのように各局スポーツ番組が乱立している。外国文化をうまく取り入れるポテンシャルが高いとされる日本人らしく,今盛り上がっているスポーツを取捨選択的に取り上げてどの競技もそれなりの高い視聴率を保っているようである。個人的にはこの流れにプロ野球も乗って欲しいと思うが,どうなるであろうか。

さて,今日横浜で行われたペルー戦(サッカーです),オシム体制になって初めて欧州組である中村俊輔高原直泰が呼ばれ,注目度も俄然上がり,試合内容も格段に華やいだものになった。

前半はペルーに押し込まれ,かろうじて守備の決まり事がきちんとしていたことと大黒柱がトゥーリオと中澤の2本になったことで大きなピンチを招かずに済んだ。対する日本はセットプレーから中村俊輔→巻と渡ってヘディング一閃,気持ちのいいゴールが生まれた。

点が入ってからは日本の支配率が圧倒するも,流れの中から決定機が作れないと言う課題は健在。特に駒野がアレックスの穴を埋め切れていないと言う現実が痛い。

後半も中村俊輔フリーキックから高原がワントラップボレーで加点(中澤とのダブルシュート?)し,ペルーの運動量が落ちやりたい放題の状況になるが相変わらず流れからの決定機が作れず終了。内容の濃い2対0でもあるが,まだまだ上がある予感を感じさせる2対0でもある。

ここへきてようやく欧州組との融合が実現し,少々遅れ気味のオシム計画であるが,確実に前進している様子がうかがえる。中村俊輔・高原がすんなりなじめるチームと言うことは,それなりのレベルを有しているということでもあろうし,特に周りの選手(遠藤・鈴木・巻あたり)が生き生きとしているのも彼らが加わる大きなメリットのように見えた。

対戦相手のペルーがなんと15名しか選手を連れて来れず,最後には10人となっていたようなのが残念ではあるが,この先日本サッカー協会も熟慮して対戦相手を決めてステップアップしなくてはならない。