マゾヒストな3連勝←東京ヤクルト3×4阪神@神宮

阪神タイガースが5位6位を常連とした頃,ある人が「タイガースには負けの美学がある」なんてことを言ったそうだが,今季の阪神の3連勝,いずれも選手ファンともにハラハラする重みのある勝利の数々となっている。

この3連勝,結局はKJFの並びで登板するJFKの踏ん張りによると言って良い。オープン戦で幾度か見られた2007年型打線の爆発がなかなかない。鳥谷・赤星の出塁率は高いので,シーツ・金本・今岡・濱中がいかに機能するかと言うところである。特にまだ打点のない濱中にタイムリーが生まれたりすればまた雰囲気が変わってくるのではないだろうか。金本に関してはとんでもない39歳と言わざるを得ない。どこの世界に,自らの一発のみで今日の誕生日を勝利の日にしてしまう人がいるだろうか。

明日の先発はこれまた今季初登板の江草の予定だが,昨年1勝目を挙げたのもこの球場だったため良いイメージを持って投げてくれそうだ。明日も風雨吹きすさび寒いかも知れないが,相手も条件は同じ。江草を楽にし,楽に勝つためにも明日は打線の力の差で勝ちたい。