打たれるまで投げろ←東京ヤクルト4×1阪神@神宮

奥さんのニコールさんが一足先にサンテレビのローカル電波でデビューしていたが,阪神初先発はボーグルソン。秋に阪神が獲得を発表した時には,彼は自滅型(=近年のブラウン,オクスプリングのように球数が多く四球で崩れるタイプ)ではなく本格派なので安心して見ていられるというようなことを聞いたが,変化球の制球がまったく定まらず,相手には直球を狙われるという苦しいピッチングを続けたが,6回1失点というのは見事としか言いようがない。いつ交代してもおかしくないのだが,岡田監督の「先発投手に早く勝ち星をつけたい」という方針から無理矢理延ばされたという印象で,5回6回あたりはビッグイニングになってしまいそうなところをよくしのいだ。

これだけボーグルソンが苦しいピッチングをしなくてはならないのもひとえに打線の不振ぶりからのものである。特に初回は鳥谷・赤星で無死1塁3塁というチャンスを作ったのにシーツ・金本・濱中の凡退で1点も取れず。投手心理としては,これでリードしての投球ができると期待が高まっただけにその分落胆の多い1回だったのではないだろうか。

今日の負けを打たれた橋本健太郎に押しつけることはできない。結局神宮2試合の全打点は金本の本塁打のみという現実。某局の「巨人打点」という解説ではないが,改めてヒットでつなぐことの重みを再認識してみせてほしい。