打って打たれて←中日9×7阪神@ナゴヤ

たびたび弊ブログで取り上げてしまう昨年の阪神対中日一回戦(4月12日,3回までに奪った5点リードを中日に逆転されたゲーム)を思い起こす,阪神ファンにとって自尊心を傷つけられるようなゲームがまた生まれてしまった。

カギになるのは,今日もまた自らタイムリーを放ち打線を牽引したボーグルソンの代え時に尽きる。6点差で5回,つまりこれを乗り切れば勝ち投手の権利が渡るタイミングで,相手代打は1軍実績は浅い森岡だったがこれにストレートの四球。ここから打者一巡の猛攻を食らうことになるが,6点差なら大丈夫だろうというのがあの時の共通認識としてあったのではないだろうか。これが逆に2点差のまま,あるいは3点差くらいならスパッと代えていたかもしれない。野球とは難しいものである。ただし森岡四球の直後にスパッと代えていたら,ボーグルソンはベンチに不信を抱き,今後がんばってくれなくなるかも知れない。

阪神の先発投手に共通して言えそうなこととして,急に崩れるイニングがあるということである(これがない投手は逆にパーフェクトと言えるが)。それが今回のようにその投手個人の今後のモチベーションに関わるようなタイミングだった時にどうするのか,交代するにしても精神的にケアできるようなことがあればいいがそれが今のベンチでできるのか,これができればより強いチームになるということだろう。

今日の敗戦は,再びナゴヤが鬼門になるような類のゲームかと言えばそうではないと思う。単純に投手采配が後手に回り,藤川不在の苦しい中で力負けしただけと考えたい。明日からは甲子園の大声援を受けて好調讀賣といいゲームをしてほしい。