それぞれにスゴイJFK←阪神4×2広島@甲子園

昨晩の試合は桜井の活躍が際立っていた(ファンクラブ会員証の背番号を51にしてきた私も誇らしい)が、その活躍を決して無駄にしない絶対の守護神グループJFKについて再確認しておきたい。

最近よく失点する場面にいる久保田だが、ビハインドの場面・同点の場面でも岡田監督に重用され酷使されるというのはやはり若手にはない安定感があるということだろう。使われることで強さを増していくというのはキャンプからシーズン中盤までに証明されたわけで、今は疲れもあるのかと思わせるが、ここぞという時には信じたい右腕である。

今季JFKの中で最も信頼が置けるのはウィリアムスではないかと思う。ウィリアムスといえばスライダーで左打者をきりきり舞いにさせるのが印象深いが、今季とくに最近はそのスライダーを使うまでもなく直球だけで1イニングを片付けてしまう。まさに2005・06年の藤川のような存在である。防御率が0点台というのも、四球を出さないという当然であり難しいセオリーをしっかり守っている証拠である。このままシーズンを駆け抜けたら本当にすごいことである。

言うまでもない絶対的な存在藤川球児だが、ストッパーとしての貫禄がついてきた。変化球を多投する場面が増えたが、ここへきてまた直球だけで抑えられる姿に戻ってきた。もう3年間伝説の直球とはやされてきたが、プロの打者がこれだけの間で打てないというのは理解不能の域である。

来季もきっとJFK阪神を安泰にさせるかもしれないが、これによって若手が育たないというのが一番の心配である。渡辺・江草あたりは最近活躍が光るが、それ以外の投手はファームと行ったり来たり。黄金時代と暗黒時代は背中合わせかもしれない。