ファイターズを讃えよう←千葉ロッテ2x×1北海道日本ハム

29日に北海道日本ハムパシフィックリーグ制覇(2連覇)が確定した。下馬評が低い中,2006年にやったことを継続することだけで連覇してしまったという印象がある。悪く言っているのではなく,埋まらない穴を残った選手のスキルアップによって埋めるという最も効率良い方法で乗り切ったヒルマン監督の手法に賛辞を送りたいのだ。このチームに比べると阪神タイガースはそれをできなかったということになる。

思えば,12球団の中でこれだけ説明に困らないチームもない。徹底したスモールベースボールと守備の野球。2005年の千葉ロッテあたりから「スモールベースボール」という言葉が流行していたように思うが,より日本化したのは北海道日本ハムのほうではないだろうか。ヒットで出たランナーをバントで送りヒットで返す,3人で1点という方法。そしてその精度の高さ。

セントラルリーグでもこんなわかりやすい野球を標榜し徹底するチームが出てくると面白いと思うが,それに近いのは阪神ではないかと思う(赤星以外足を使えないことが原因)。ただ,残念ながらファイターズほど精度は期待できない。まず傷だらけの体を癒す作業からスタートだろうが,練習を積まなければ戦士にはなれない。