ジャイアンツに賛辞そして来季のテレビは←読売5x×4東京ヤクルト

日本テレビは2日、巨人の優勝シーンを特別対応で放送した。
 この日のヤクルト戦は8月下旬まで未発表カードだったため地上波での中継予定はなかった。そのため、優勝決定時には小画面で放送し、その後に特別枠を設けて数分間にわたり優勝シーンをまとめた映像を流した。
 地上波で生中継しなかったことについて、日本テレビの広報担当者は「番組の改編時期で特番が組まれており、野球以外のニーズもある。差し替えは難しかった」などと説明した。
 日本テレビは、近年の巨人戦の視聴率が伸び悩んでいることから、今年の巨人戦中継を昨年の63試合から42試合へ大幅に削減し、原則として中継時間の延長も行わなかった。(サンスポ)
あんな画面で優勝が伝わるのかはなはだ疑問だったが,現地にいた人・衛星放送で中継を見ていた人は興奮できるすばらしい優勝決定ゲームだったように思う。

今年,読売が優勝できたのはやっぱり空中戦に持ち込む試合が多かったことではないだろうか。一時期機動力を取り入れてみたりいろいろしたが,結局「地の利」を生かすにはホームランしかない。小笠原・谷の補強やホリンズ・ゴンザレスというパンチ力ある外国人の活躍でホームラン数が伸び,一気に大量得点する機会に恵まれたことがよかったのではないだろうか。伊原コーチの「補強」による走塁も評価されるべきだが,それよりもホームランだと私は思う。阪神が3位に甘んじた理由まで同じにする必要はないが,シーズン通して活躍する右の大砲がいればどんなに良かったかと思う。来季以降桜井(そして明日阪神入りする中田君)には大いに期待したい。

もうひとつ本題に掲げたテレビのことだが,今年読売は優勝という結果を残したが,視聴率は「史上最低」の文字が並ぶ。今までは弱かったことを理由に低視聴率を受け止めていたが,今季ばかりはそうもいかないだろう。そういう意味ではここが地上波との決別の分水嶺になる可能性はある。視聴率だけでニーズは計れないが,インターネットやBS・CSといったところに任せてしまうことになるのかもしれない。野球人気が「衰退」と戦うのは来年からかもしれない。キーとなるのは北京五輪WBCプロ野球シーズンのフックとはならなかったように思うが,盛り上げ方次第で何とかなるのではないだろうか。

長々と書いてしまったが,いろいろな意味で大きな優勝ではないかと思う。