猛虎終戦←中日5×3阪神@ナゴヤクライマックスセ

第2戦をルーキーに託さなくてはいけなかったチーム状況が響いたか…



1回オモテ,鳥谷・赤星が出塁こそなかったが10球程度粘り,昨日とは違うという意地を感じたが,1回ウラに全てが吹き飛んだ。

あの場面,普通の試合の普通の1回ウラであれば勝負を避けるなどというアイディアはないが,皆様ご存じの通り阪神にとっては失点1も重い状況,あそこは歩かすことで中村紀との勝負でも致し方ないと思ったのは私だけだろうか。しかし結果は全てが裏目になり,たまった走者はすべて生還した。ウッズと勝負して打たれていればよかったのか,いったいあの場面のベストな選択は何だったのだろうか。あんな場面を作ってしまった時点で勝敗は決していたのだろうか。

打つ方はというと,昨日よりは見せ場もあったし実際に3点入った。時すでに遅しという感もあったが,8回にもう1点入っていればひょっとしたような気もする。桧山の犠牲フライはそういう意味であまりに淡泊だった。

今年低迷した時期が多かったのは,慢心によるところはなかっただろうか。昨年9月の奇跡的な快進撃,そしてそのままシーズンが終わった。連覇は逃したが充実感が残ってしまえばそれがシーズンの満足になろう。最後に悔しさを残してオフそして来季が待っていると思えば,このクライマックスシリーズで敗れるべくして敗れるのも教訓として悪くない気もする。

ぜひフロント・選手・監督・コーチ・関係者はこの悔しさをしっかり鮮度を保って来季覇権を勝ち取って欲しい。勝つべくして勝つチームを見せて欲しい。

中日ドラゴンズはやはり手堅かった。中田がすばらしかったのはもちろん,打線が機能した。ありふれた表現だが,ありふれたことができるチームだ。クライマックスはまだ終わらない。