投手力十分打撃力不足←野球日本代表台湾へ

2戦戦っていただいたオーストラリアの監督は「日本の投手は素晴らしいし、打つのは大変。大リーグで通用する」と脱帽した一方で「全体的にはパワーが足りない」と打線の弱さを指摘してくれたという。まさにその通りで,12月1日からの北京五輪予選は投手がどれだけ我慢できるかの時間が長くなる今季の阪神のような展開になりそうだ。

そんな肝となる投手の編成は,誰を先発に置くかというところが出発点になりそうだ。昨日今日の試合を見るに,川上とダルビッシュは先発,もうひとつの枠を成瀬・高橋にあてる気がするが,抑え経験のある高橋をブルペンに置いておきたい気もする。もしも中日の落合監督が「川上を北京五輪予選で使っていいよ」という配慮でアジアシリーズに使わなかったとしたらそれを意気に感じるべきで台湾戦あたりで見たい気がする(それは深読みしすぎか)。

7回〜9回は岩瀬・藤川・上原を使って締めていくとして,その前のつなぎに関して相当に神経を使いそうだ。変速右腕の渡辺俊,昨日初めて見て星野監督がうなった意味がわかった左腕の長谷部は貴重な存在になるだろう。

ひとつ気になるのは,今度の試合はアウェイだということ。今日の試合で敵側の攻撃時はシーンとしていたが,台湾戦はガチャガチャのうるさい応援が予想されるとあって,阪神と練習試合でもできていたら最高のシミュレーションになっていた気がする。とにかく12月が待ちきれない。私も現地で何らかの変装をして日本代表を応援します。