虎バン(ABC)をみて←奇跡の阪神

あらためて2007年の阪神タイガースの投手陣のスタッツを見ると恐ろしい。リーグ6位の結果がずらり。特に先発投手の1試合での平均投球回数は4.96回,完投は1度だけだったと記憶しているので,統計上JFKは過剰に回転していたように思う。

対して打つ方も,シーズン通して打線がつながらず,と言うかあと一本が出ないことのオンパレードで快勝したと思える試合も少なかった。

投打ともに統計上恐ろしい結果を残しながら3位にいられたというのは接戦を頑張ってとったことに起因し,やはりJFK様々と言っていいだろう(9月の東京ドーム3連勝は象徴的)。井川さえいてくれたら8連敗・9連敗なんてのもなく優勝に限りなく近かったことだろう。

やはりチームにエースは不可欠,ああいう形でエースが出ていってしまい,現場も強気で「ポスト井川はいくらでもいる」と見切り発車したことがよろしくなかったのだろう。西武も松坂が抜けた途端Aクラスを逃し(涌井2人分は必要だった),今季の東京ヤクルトは目も当てられない状況が予想される。YFKが解散した千葉ロッテは主要リリーフが総替えという初めてに近い例となり気にはなるが,先発への負担増大は避けられないだろう。

勝ちたければ,常にエースを脅かす存在を育てておくか金銭で解決してエースを獲得するかしかないのだろうか。エースがいなくても勝てるというのを2007年の阪神で見たかったがそれは高望みだった。今年は去年とは違うところをいち早く見たいものだ。

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