消え行く先輩←引退,かくあるべし

昨日の記事に対するコメントを読むと,いかにスポーツ新聞の信頼性が低いかということがわかり愕然とした。デイリーの某記者の風貌なども影響しているのだろうか。

今日は交流戦おなじみのノーゲーム日,1試合だけ火曜に流れていた千葉マリンでは中日が中村紀洋の一発でロッテを下す試合が行われた。唐川侑己というピッチャーはどうもここぞの一球が甘いようだ。

さて,私は毎週「週刊ベースボール」のコラム,とりわけ石田雄太氏の「閃球眼」を楽しみにしている。直前のページで見開きの「オレがゆ許さん!(豊田泰光氏)」とのリンクや対照ぶりも楽しく斬新な球界への提言は的を射ていることが多いと思う。

今週は「『現役』と『引退』の定義」というタイトルで現在千葉ロッテでバリバリ投げている小宮山悟(年末の更改でももめたが,登板する場面と敬意を込めてミスター敗戦処理と呼んでみたい)を取り上げながら引退のあり方等を問うている。

今やプロ野球選手はNPBに限らず四国九州アイランドリーグやBCリーグにも存在するし,NPBが必要とされなくなったであろう選手が再挑戦の場としてメジャー傘下に行くケースも増えている。だがこれが「引退」をあいまいにしてしまっている部分でもある。

今更そんなこと言ってもと思われるだろうが,プロ野球選手にはドラマを感じたい。直接見聞はしていないが,長嶋茂雄王貞治の引退は世間に大きな衝撃を与えたとともにひとつの時代の区切りを感じさせてくれたものだったに違いない。

今のプロ野球で世間が大騒ぎするなんてことはずいぶん減ったしプロ野球の位置づけも変わっているが,NPBで一花咲かせた選手はNPBで美しく散ってほしい。辞めるシーンまで思い出に残るように,衰えきるまでに覚悟を決めてほしい。散る瞬間は周りでなく自分で決めてほしいのである。

選手個々の生活やいろいろなことを考えればできるだけ現役でいて高給を手にしたいだろうが,そんなことを思ってしまう。

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