破れた鬼←サンスポとデイリー

唐突だが、野球ファン(特に阪神ファン)の方々はどんなリソースで情報収集をされていますか?

私は第一にサンスポを選んでいるが、ここ数年タイガースに関する記事が充実していると感じているからだ。トピックも多いし多くの選手の声がよく見える(今般のリニューアルで少し薄くなってしまったように感じ残念)。

今日、デイリーのほうも見ているとあることに気付いた。それは昨日の東北楽天阪神の試合に関する岡田監督のコメントについてだ。

とにかくニヤニヤ…。敗戦後のベンチ裏で、岡田監督は不敵な笑みを浮かべ続けた。今までにない反応を示した。
 「すごいねえ〜、楽天は」
 口調もなぜか、普段は使わない“標準語”が飛び出した。
 「見てたら分かるやん。そういうことよ。おもしろいねえ〜。明日は何とかせなアカンなあ〜」
 相手が交流戦首位とはいえ、こちらもセ界首位。だが、まさかの大敗だった。楽天打線に一回から六回まで、毎回、スコアボードに得点を刻まれ、七回を何とか「0」で逃れたが、また最後の八回裏に1点…。
 カッツン、カッツンとおもしろいように計14安打を浴びせられた。今季無敗を誇ってきた下柳が簡単に3回KOされ、阿部-太陽-江草と、送り出す投手が全員、次々に失点し、今季チームワーストの11点を奪われた。七回に失点していたら…過去、球界史上6度しかない毎回得点を許す、球団史上初の不名誉記録まで食らうところだった。
 「ボール、ボールなって(くさいコースを)振らんもんなあ」
 通常なら、怒りが頂点に達するか、または怒りを通り越して淡々と話す敗戦パターンだが…。
 「力つけてるいうより、やってみて、これで強いて分かったやんか。こんだけ点取られてんで」
 昨季までより、楽天が飛躍的に力をつけたということは認めたが、ただ、それに素直に賛辞を贈るわけでもなかった。
 「楽天が相手を研究?そういうことと違うか。まあ、明日を楽しみにしといてや〜」
 何か言いたげでもあったが、とにかくすべては4日の第2戦-とした。
 取材対応を終えて、通路を歩き出す際に、なぜか振り向いた虎の将は、またニヤニヤしながら言った。
 「すごいなあ〜」
 何か意味ありげに言った。“すごい”は、楽天打線に対してなのかは分からない。真意はけむに巻いたまま、駐車場へと消えた。
 何か秘策でも?とにもかくにも、第2戦を楽しみにするか。(デイリー)
デイリー紙は淡々と、ただ打ち込まれたことに関して岡田監督の談話を流している。

一方
薄笑いを浮かべながら、岡田監督は何度もベンチで首をひねった。野村流のカク乱にしてやられた。この点差で、そのプレーは“非合法”とちゃいますか! オレは、そんな“不正”はせん!! 心の叫びだった。
 「見たら分かるやん。面白いやん。そういうことやんか。まあ、あした、何とかせなアカンな」
 四回の“シーン”に話が及ぶと、語気を強めた。『面白い』という言葉に痛烈な批判の気持ちを込めた。
 4点をリードされた四回二死一、二塁。2番手・阿部が6番・中島にカウント2−1から4球目を投げようとした、まさにそのときだ。二走・リックが突然、タイムを要求。投球動作に入っていた阿部は、そのままストライクゾーンにボールを投げたが、すでに山本隆球審(パ)の手が上がっていたためにノーカウント。その直後、5球目のカーブで空振り三振に打ち取ったが4点差でなお、このいやらしさ。正攻法を旨とする指揮官にとって、我慢ならないプレーだった。(サンスポ)
氏の談話のシーンは4回のリックの行動についてだったということを指摘している。

どちらが正しいか、また優劣を競うつもりはないが、サンスポのほうがより深みといったものがあるような気がする。記者と監督の距離なのか、記者(あるいはデスク)の含蓄なのか、どこかに差があるような気がしてならない。

こんなようなところにチェックしてみると情報収集もまたおもしろい。

みなさんはどう思いますか?
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