悪夢のオールスター←中間発表始まる

先の記事で新たなタイトルについて取り上げたが,タイトルの乱立は価値を薄めたり年俸高騰につながるのではという意見をいただいた。無駄な,なんて言うと投げやりだがいらないタイトルなど存在せず,これからも創設することはないだろう。けれども野球の見方を充実させる調味料にそういったものがあってもいいと思うのだ。

そして,今年は「マツダオールスター」だ。
プロ野球オールスターゲーム運営委員会は9日、「マツダオールスターゲーム2008」ファン投票の第1回中間発表を行った。セ・リーグの遊撃手部門で、巨人・坂本勇人内野手(19)が1万3927票でトップ。巨人ではほかに、阿部慎之助捕手(29)が捕手部門のトップだった。
セ・リーグでは阪神の岩田、久保田、藤川、新井、赤星の5選手が1位。パ・リーグの先発投手部門は1位からダルビッシュ(日)、岩隈、田中(ともに楽)の順だった。
ファン投票の締め切りは6月29日、最終発表は7月7日。(報知)
個人的には今年最もオールスターで輝いてほしいのは鳥谷敬だったのだが、今季のジャイアンツを象徴する坂本勇人と同じポジションというのが何とも悔やまれる。

さてオールスターは選手にとってはどんな位置づけなのだろうか。一昨年だったか、中日は姑息ともとれる手で福留をオールスターに出場させず、本来ならば公式戦10日間の出場停止(登録不可)のところを直後から出場させるという役割を演じていた(本当に負傷して欠場していたから姑息とは言い切れない)。セリーグを率いた落合監督も第一にケガをさせずにチームに戻すことを考えていたようで、選手側からすると「足かせ」のように見えてなんだか寂しい。

そういったところを考えると、自分の愛するチームから何人もホイホイと送り出すことにためらいを感じる。そもそも同じチームの選手が何人もいればその選手にとってオールスターの意味は半減してしまう。

そこで思ったのだが、もちろん人の思想を拘束しえない前提は認めた上で、自分の応援している球団以外から選ぶことを第一にしてみたらどうだろうか。純粋に見たい選手を敵軍から選ぶという意味ではレアなイベントである。

ただこの提案もすでに実行している方も少なくないだろう。セリーグ球団を応援している人がパリーグに投票する際の行動に等しいからだ。またいつの時代も成績と選ばれる人数は相関が強い(弱小球団が躍進しているとその域を超えることもあるが)ことを考えると、何も考えず自分の球団からすべて選ぶ、なんていう人も少ないのだろう。

結局循環論に陥っただけだが、今年は選手間投票も実施され、その結果はぜひ見てみたい。12球団の監督それぞれのベストオーダーなんかも尋ねてみたら野球観の違いが出ておもしろそうだが(タンパリングの危険も?)。

オールスター、投票に参加されている皆さんはどんな選び方をしていますか?
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