手さぐりの青春←日本プロ野球のタイトル考

ダンカン氏がスポーツナビのコラムで「『勝利捕手賞』もあるべき」と訴えているが、いろいろ吟味すれば味のあるタイトル、なかなかスポットライトを浴びない良い選手がさらにモチベージョンを上げられるタイトルがあるかもしれない。

以前書いた記憶があるが、中継ぎ投手が諸要件を満たすと頂ける「ホールド」という扱いは実に中途半端だと思う。この単位自体が、負けていても条件を満たしさえすれば与えられるものだから余計にそうなっている気がするのだが、勝利チームに限って与えるなど要件を締めることにより最多勝・最優秀救援投手並みにグレードの高いタイトルにできないものか。スポーツニュースの振り返りで日々チェックできるようになってくれば位置づけも変わるだろうと思う。

あと、個人的に設けてほしい単位として「代打成功率」も考えてみたい。もちろん打率と高相関であるべきだが、場面によっては犠牲フライ・送りバント・四球も立派な代打成功ではないだろうか。こういった単位でタイトルまで設ければ代打稼業がクローズアップされベンチにいる選手もさらにがんばれるのではないかと思う。

ＮＰＢのコミッショナーも交替し、事務局改革も行われる見通しの中で、タイトルや公式記録の面白さもぜひ追求していってほしい。

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