ボイコットと思われても仕方ない←WBC中日全員辞退の真相

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秋季練習中のナゴヤ球場のプレスルームに姿を見せた落合監督。「1回しか話さない」と断った上で独演会が始まった。
「何が何でも行け、行くな、なんてことを選手に言う権利はオレにはないし、選手も従う義務はない。球団で断ったなんて書かれ方はマスコミの暴力だ」
球団にかかる電話、ネットに広がる批判の声。一部の“ボイコット説”に強く反論した。
同監督は、和田にも追加で打診があったことを明らかにしたが、はじめにリストアップされたうち、意思を確認した岩瀬と森野は「もう二度と行きたくない」。若い高橋と浅尾も調整面での不安を口にしたという。
「(日本プロ野球組織=NPB=からの文書には)理由を書く欄なんてなかった。『行きたい人で戦う』と言っておきながら、自分らで言っていることを途中で否定しちゃってる」
さらに代表引退を表明した宮本(ヤクルト)や上原(巨人)を引き合いに出し「そういう一部の人間には配慮するのに、こっちはメッタ斬りするのか」と吐き捨てた。(サンスポ)

たまたまひとつの球団から選ばれた選手が全員それぞれの事情で参加できないというのは仕方ないが,その将がこのような談話を発表して関係者を敵に回すというのはどうなのだろうか。

もっとも,一番驚いたのは実績組から選ばれた岩瀬仁紀森野将彦が「二度と行きたくない」と弱音を漏らしたとの報だが,彼らに五輪の屈辱を跳ね返したいエネルギーがないのは非常に落胆した。第一に球団のために頑張りたいから大事な調整時期を…ということならわかるが,何やら恐怖におののいているようにも感じる。当人たちから詳しい話を聞いてみたいものだが,今のところそう思ってしまう。

昨日もここに書いたが,NPBのたかだか1球団の数選手に辞退されても,能力ある選手たちが「全世界から」集まってくれるのだ。それに期待して3月まで楽しみにしたい。

気になるのは,各球団にはそれぞれのファンがぶらさがっているわけで,現状ドラゴンズファンがどういう視点でWBCを見るのかというところ。もちろん,ペナントレースとは別次元で日本野球を応援するというのが前提だが,ぜひ伺ってみたい。そういう意味では1球団2名制を採ったアテネ五輪は各球団ファンにもあまねくストーリーを与えていたのかもしれない。

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