全員一丸の選手選考とは←WBC・中日辞退問題

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前回の記事の続き。非常に多くのコメントを頂き感謝の意を表したいと思います。中身を見ると一概にとらえようもなく,まさに賛否両論,記事への批判から大会システムの不備を指摘するもの,概して賛成して下さっているものもあった。野球に対する関心がやはり高いと思い知らされた。

今朝更新されていたサンスポのもうひとつの記事に中日ドラゴンズの選手の具体的な選出辞退理由が掲載されていた。
中日の4選手が22日、代表候補辞退について語った。岩瀬は「力になりたいけど(WBCの時期は)なれないんです」。今季前半に左ふくらはぎ肉離れで2カ月戦列を離れた森野は「(体の)不安が大きい。五輪だったら無理してでもというのがあったが、時期の問題もあるし断った」と説明した。浅尾は「中日の選手として1年通してやっていない」と時期尚早を口にし、高橋は「調整の面で不安があるので」と話した。
これを読んで皆さんはどのように感じるだろうか。

個人的には,辞退理由として納得できるものは森野将彦くらいだろうか。岩瀬仁紀の漠然とした理由は,プロ野球選手の体内時計として3月はまだエンジンがかからない時期ということを表現したいのだと推測するが,その無理を押して他の28選手は参加することになる。

そう考えると,サッカー同様野球も「何で飯を食っているか」で論じるとWBCは厄介者と言うことになってしまう。その意味でドラゴンズの選手たちは率直なプロ野球選手としての気持ちを表現したまでであるし,辞退することで人格批判などされたらたまったものではないだろう。

プロスポーツは今後,この二面性(チームスポーツと国対抗スポーツとでも分けてみると)でどうすれば興行的にも興業的にも成立するかで悩まされることにますますなるだろう。

米国代表は前回のWBCで故障した選手には年俸相当分が保険会社によって立て替えられるというシステムを採用,そのために具体的な球数制限を強硬に設定したという情報もある。これはリスクをヘッジする場面の例だが,所属チームにとってマイナスなどもってのほかで,プラスになる面を探していくことが必要になるだろう。

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