変なルールも受け入れて←WBCタイブレーク

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サムライたちの前に立ちはだかる壁が、また高くなった。この日のWBC運営委員会で、延長十二回を終えて同点の場合、十三回からタイブレークで勝敗を決することが正式決定した。メジャーでも日本でも、プロではまったく実施していないルールの導入が突然決まった。
北京五輪タイブレークが実施されたが、これはアマ団体を統括するIBAF(国際野球連盟)が、野球競技の五輪復帰を視野に時間短縮をめざして導入した経緯がある。今回のWBCは、前回と違って第2ラウンドまで変則トーナメント方式。投手に球数制限があり、無制限延長戦では投手不足に陥る可能性もあるため、勝敗決定を早める措置としての導入だ。
方式も延長十一回からだった北京五輪に対し、WBCは十三回から。任意だった打順も、WBCでは前のイニングの最終打者とその前の打者を一、二塁に置き、無死一、二塁でプレーを開始。同点の場合は、十四回以降も同様に続ける。決勝での適用については継続協議となった。(サンスポ)
決勝で適用するか決めかねているという点に,いかにタイブレークがまだ試行錯誤の最中にあるかということを物語っているだろう。

とはいえ,バレーボールや柔道など,テレビ中継のためにルールを変えるスポーツだって存在する。サッカーでもオフサイドの概念が変わる議論がなされているし,ルールというのは常に進化していくものだ(進歩ではない,あしからず)。

将来,日本のプロ野球でも10回からタイブレークになっている可能性もあるし,今後も国際大会で広く採用されれば,そういうことも必然になってくるのではないか。

個人的には,野球というスポーツにはサッカーにおけるPKのように簡易に白黒つけられる要素がなかなか存在しないのでタイブレーク(無死1塁2塁からスタート)は仕方ないと思う。けれどもこれに代わるアイディアが出てきてもいいだろうし,ぜひ考えるだけでもしていきたい。

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