阪神で成功しなかったオクスと新外国人剛腕投手

阪神は19日、クリス・オクスプリング投手(29)に戦力外を通告。既に豪州に帰国している同投手が他球団でのプレーを希望したため、ウエーバー公示を申請したと発表した。
オクスプリングは04年アテネ五輪の準決勝で日本代表を牛耳った実績を買われ、今季入団。開幕ローテーションには名を連ねたが、中盤に崩れるパターンが続き、6月以降はダーウィンと併用。シーズン後半はファーム暮らしが続き、結局は15試合、4勝3敗、防御率5.12にだった。(sanspo.com)
大崩れしたイメージはないが,どうも勝てないというイメージがあった。投球のテンポにおいて,味方野手陣と呼吸が合わず,結果として攻撃で点を取ることができないという典型的な悪循環に陥っていたのではないだろうか。低めに集めようとする投球は実に日本向きですばらしかったが,常に結果を求められる阪神という球団では重圧があったのかもしれない。他球団でのプレーを希望しているというので,ぜひ交流戦あたりでお目にかかれればという思いがある。

V奪回への補強第1弾は豪腕助っ人! 阪神が米大リーグ、パイレーツのライアン・ボーゲルソング投手(29)=1メートル91、96キロ、右投げ右打ちを獲得することが19日、決定的になった。04年に先発ローテに入ったバリバリのメジャーリーガー。150キロ超の速球と切れ味鋭いスライダーが武器の右腕が、07年岡田阪神の先発ローテを託される。(sanspo.com)
代わってやってきそうなのはオクスとは好対照と言える剛腕。やっぱり外国人には,日本人にないものすなわち身長の高さを求めたいという意味では適任が現れたと言えよう。数球団で獲得を争ったようであるから,なかなかの掘り出し物として期待できる。まあ,近年の外国人選手の成功の可否は,根本的に日本の生活にとけ込めるかというところが大きいので,まずはそれを期待したい。