日米野球を前向きにとらえてみよう←MLB5×3NPB

米大リーグ選抜と全日本が対戦する「イオン日米野球2006」の最終戦が8日、ヤフードームで行われ、大リーグ選抜が延長10回、5−3でサヨナラ勝ちし、5戦全勝を飾った。大リーグ選抜の全勝は、通算714本塁打ベーブ・ルースらが参加した1934年以来72年ぶりとなった。
大リーグ選抜は3−3の延長10回、先頭のホール(ブルワーズ)が左前打した後、レイエス(メッツ)が小倉(楽天)から右越えにサヨナラ本塁打した。
5戦全勝の大リーグ選抜は賞金1億4000万円を獲得。今大会の最優秀選手(MVP)には打率5割5分6厘、4本塁打、8打点のハワード(フィリーズ)が選出された。(kenmin-fukui.co.jp)
これが率直な日米の差とは思いたくない。全日本も確かに一流選手を十分に呼べなかったが,メジャーだって決してフルメンバーではない。言うなれば,二流対二流の日米対決に全敗したということかもしれない。そう考えてもやはりメジャーの層の厚さを感じるし,やはりメジャーがメジャーたるところである。日本で超一流と言われた城島や井口だって満足に出場機会がなかったのだ。そこはとんでもない世界だと思えばいい。

今回全日本に選ばれた選手たちよ,あなた達はまだスター候補生である。この得難い経験をぜひ来季以降に生かして欲しい。そしてどんどんプロ野球を盛り上げて欲しいと思う。行く行くはこの選手達の中から実力でメジャーリーグ挑戦を勝ち取り,アメリカでも成功して欲しい。

精一杯この結果を前向きにとらえるとそんなところだろうか。生意気なエールになったかもしれないが,率直なところそんな思いである。