日本一,韓国一に快勝←サムスン1×7北海道日本ハム

アジア4カ国・地域のプロ野球リーグ代表チームによる王者決定戦「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」が9日、東京ドームで開幕、昨年のロッテに続きアジア王者を目指す日本ハム(日本)は1次リーグ初戦でサムスン(韓国)に7−1で快勝した。
日本ハムは同点の6回に稲葉の適時打などで4点を勝ち越し、シーズン同様の継投でサムスン打線を3安打に抑えた。
言い古された言い方になろうが,サムスンのKOパンチをKOした形となった。

個人的には昨年韓国プロ野球を見に行くチャンスがあったのだが,その日の裏カードでサムスンがリーグ1位を決定したという実質消化試合だったとは言え,観客席もガラガラで,イニング間には審判と外野手がキャッチボールしているなど緊張感のなさがやたらと目立ち,日本のプロ野球とはまだ一線も二線も画しているなと感じた。そういう意味では日本の威厳を示す試合に快勝したことは大きな意義を感じる。

結果的には,八木-押本-建山-武田久-MICHEALという継投で1失点しかもエラーがらみというだけであって投手力のレベルの高さも見られた。急遽登板した押本の好投が流れをつかみ,すぐさま大量点を得た。

ここからの2試合はさらなる格下が相手となり,最後に決勝でおそらく再びサムスンと争うとすれば若手も試しつつしかし主力も動かさなくてはならない。昨年の千葉ロッテは明らかにサムスン戦以外は若手を積極的に起用して接戦を演じてしまっていた。大きなひとつの山を越えたヒルマンはこの先どう舵取りするのだろうか。

それにしても,日本ハムの本拠札幌には立派なドーム球場があるが,やはり日程の問題で東京から変更することはできないのだろうか。在京チームが日本一になれば東京ドームでやればいいと思うが,全国にドーム球場はあるわけで,大いに活用して盛り上がりやすくして欲しいと思うのは私だけだろうか。奇しくも東京ドームは日本ハムのかつての本拠なのでよくなじむが。