野球の中心はグラウンドからテーブルへ

プロ野球のシーズンが終わり,人の動きが活発になってきた。とはいえ,ひとつひとつ記事にするのも煩雑なので,話題作りのためにも近いうちに第33回社会人野球日本選手権(大阪)に出向きたいと思っている。ドラフトにかかりそうな選手は少ないようだが,プロとは違った熱い戦いに注目したい。

というわけでスポーツ新聞にあったよしなしごとを。

日本ハムからFA宣言し、巨人入りが決定的になっている小笠原道大内野手(33)が17日、意思表明が近いことを示唆した。TBSラジオの番組「エキサイト・スタジアム」に生出演後、「ある程度、固まってます」と話した。
ただ、結論は「ここでお話しする段階ではない」。18日は札幌市内で行われる日本ハムの優勝パレードに参加する予定。その後に日本ハム側と交渉する可能性もあるが、「個人の問題で水を差すわけにはいかない。すべてはパレードを成功させて、そこからだから」とした。(デイリー)
パレードの前に発表できないということは,北海道のみなさんにとって良いニュースでないことは確かである。札幌に「ガッツ残って」などとむなしいプラカードが掲げられることだろうが,心は東京ということだろう。

東京ヤクルトとの契約交渉に難航しているリグスに阪神が触手を伸ばしているという記事を見たが,それ以上に気になる記事。
阪神ジェフ・ウィリアムス投手(33)との契約交渉が暗礁に乗り上げ、退団危機に直面していることが17日、明らかになった。これを伝え聞いた金本知憲外野手(38)は「考えられない」と絶句。「ジェフなしのシーズンは考えられない。何としても残ってほしい」と切々と訴えた。残留が既定路線といわれていた超優良助っ人。交渉が決裂し、他球団へ流出するとなれば、チームにとって大きな痛手となる。(デイリー)
今季は1軍合流が大幅に遅れたが,そこからは安定した投球を見せてくれた。杉山と同じことだが,それをシーズン通して続けてくれればということだろう。ただ,球団は単年で年俸はダウン,ジェフ側は複数年で年俸アップと双方の主張がまったく違うのは気になる。落としどころとしては,複数年(球団が見直すオプション付)の年俸キープあたりか。他球団への流出は単純に痛い話である。