井川「大暴騰」の可能性は←ポスティング公示

入札額は1000万ドル(約11億5000万円)以下に抑えようとする球団がほとんどで、暴騰しない可能性が高い。潤沢な資金を持つニューヨーク2球団も入札を検討。それでもヤンキースのキャッシュマンGMは高額のポスティングには否定的だ。「日本人選手を含め、市場にいるすべての選手に関してのコメントはしたくない」と前置きし、「松坂の次は井川? すべてのFA投手の状況をふまえて判断したい」と明言。松坂獲得失敗=井川高額入札とはならないことを説明した。
大リーグでは中4日の先発ローテで1年間投げ続ける「durability(耐久性)」が獲得の際の大きなポイントになる。井川は01年の192回から今季まで、毎年200回前後の投球回数を誇る鉄腕だが、意外に「お手ごろ価格」になる可能性もある。(osaka.nikkansports.com)
記事では1000万ドルがラインになるかと言われているが,入札を希望する球団の中にもそれぞれの事情があって,どうしても欲しい球団と安く手に入れば儲けと思っている球団で温度差があることだろう。本気で獲りに行く球団が3球団くらいあれば,松坂に匹敵する高額になる可能性は十分にあるだろう。

松坂は言わずと知れた日本ナンバーワンピッチャー(今年はありとあらゆるタイトルを福岡ソフトバンク斉藤に持って行かれたが)であり,知名度も人気もある。それに比べると井川はスター性・知名度はないが,ここ数年で故障がほとんどなく,タフネスは十分すぎるほど持っている。また,序盤にいきなり崩れたりしない点も評価できるし,メジャーリーグ好みの左腕として高額入札の可能性は十分にあると思っている。

岩村の最高入札額がそれほど驚くものでないというのは,内野手なんてわざわざ日本から仕入れなくてもパイが十分あるからであり,投手に関しては事情が違う。本当に欲しい球団が30億,40億,50億円近い入札をしてくる可能性はあるのではないだろうか。最低でも20億くらいになるのではと思われる。