高橋尚子への期待と惨敗

私は、やめない。東京国際女子マラソン(19日・国立競技場〜大森海岸交番前折り返し)で、連覇を狙ったシドニー五輪金メダリストの高橋尚子(34)=ファイテン=は2時間31分22秒で3位と惨敗した。初優勝した土佐礼子(30)=三井住友海上=と一騎打ちを展開したが、31キロ過ぎから失速した。日本人に敗れたのは初マラソンだった97年1月の大阪以来。高橋はレース後、自ら「引退」の2文字を口にしたうえで、その可能性を否定し、08年北京五輪を目指しての再挑戦を明言した。(デイリー)
もう高橋尚子の「全盛期」ということになるが,一時期は世界最高記録の塗り替えの応酬だったのが,いつの間にか日本人の中でもそれほど強いランナーでもないことが明らかになりつつある。世間の高橋尚子に対する期待というのは,東京国際で優勝するなんてことよりも,遠ざかりつつある世界最高記録の更新ということであろう。北京五輪で勝って欲しい気持ちもあるが,記録が狙えないのであれば早期に引退すべきであると思う。

それよりも,Qちゃんを倒して自信を得たであろう土佐や尾崎が世界に向かって飛躍することを期待したい。Qちゃんというのは一つのステータスであり踏み台でもあるということか。