退屈ダービー←磐田1×0清水@エコパ

Jリーグ1部(J1)第33節(26日・味の素スタジアムほか=9試合)勝てば自力優勝だった首位浦和はFC東京と0-0で引き分け、2位のG大阪がマグノアウベスハットトリックで3-2と京都に競り勝った。
浦和の勝ち点は69、G大阪は66となった。両チームは12月2日の最終節にリーグ制覇を懸けて埼玉スタジアムで直接対決する。同22の京都は最下位が確定し、来季の2部(J2)降格が決まった。
3位川崎は鹿島を3-2で下し、勝ち点64。磐田が1-0で清水を破り、4位に浮上した。(神戸新聞
かつて磐田が覇権を争ったライバルはまず鹿島,そして横浜といた。昨季あたりから浦和とガンバ大阪が優勝争いに常に絡むと言うことで,東高西低だったかつてのJ1からは様変わりしている気もする。一方で降格争いはセレッソ大阪と福岡,京都(降格済み)とここだけを見ればその傾向は変わらないようで。

さて,昨日ここで記事にするほど楽しみにしていた静岡ダービーであったが,これまでの4連勝で見せていたジュビロサッカーは影を潜め,フィジカルにモノを言わせたつぶし合いのサッカーでいまいち楽しむことができない。PKとなった一連の動きも,たまたま主審の角度からはキーパー西部が福西を手でひっかけたように見えただけであって誤審に近い判定からのもの,この1点がなければお互いにとって不幸な寂しい結果になっていただろう。清水にとっては納得しかねる敗戦かも知れない。

残念だったのは,磐田の1得点後の姿勢であり,前半からつぶし合いで消耗していたのもあるがカウンター攻撃に関わる人数が3人以上増えてこないという大変消極的な姿勢である。あのような試合では追加点が勝利を大きく近づけてくれるわけで,少ないチャンスになるべく多くの人数が駆けつける姿勢を見せて欲しかった。何が何でも1対0で勝たなくてはならないわけではないのだから,サポーターをより盛り上げるためにも加点の姿勢を見たかった。