韓国と日本←野球レベルの差とは

金在博(キム・ジェバク)監督率いる野球韓国代表チームが拙戦の末、社会人で編成された日本代表に衝撃の敗戦を喫したことで、韓国ファンらの怒りが噴出している。
韓国は2日、ドーハ・アルラヤン球場で行われたリーグ第2戦、日本との試合で、9回裏に長野久義にサヨナラ3ランを浴び、7−10で敗北した。韓国はこの試合、柳賢振(リュ・ヒョンジン)や呉昇桓(オ・スンファン)、李大浩イ・デホ)、李炳圭イ・ビョンギュ)など、名だたるスターを投入するも、無気力な試合内容で、日本のアマチュア代表チームに敗れ、韓国のファンらを衝撃の渦に巻き込んだ。
これは、先日の台湾戦敗戦の衝撃をはるかに超える不名誉な記録であり、韓国の野球史上、最大の屈辱を味わったこととなる。しかも、試合を中継したMBCのスタッフまでもが「舌をかんで死んでしまいたい心境」、「国辱に値する」とし、韓国代表の不甲斐ない戦いぶりを非難した。(朝鮮日報
「接戦」と表現してもいいような試合も「拙戦」と表現するほどの国辱を感じていたとは衝撃的であるが,私の印象では日韓の野球レベルの差はだいたいこんなものではないかと思っている。

私が韓国プロ野球について見聞したことと言えば,昨年からのアジアシリーズWBC,そして昨年旅行したときに実際に韓国プロ野球を見に行ったことだ。生で観たときの印象からすれば,たとえアマ主体でも日本に屈するのは至極当然だと思っている。

印象に残っているのは,イニング間に外野手と1塁塁審がキャッチボールをしていたことである。日本のプロ野球ではまずありえない光景であり,消化試合であったとはいえあるまじき姿ではないかと感じた。観客の少なさも,日本のプロ野球でもここまでひどくはないという数であったし,そういったプレー以外のところに注目しても日本のレベルと測るとたいしたことないというのが印象である。

しかしここまで大問題になっているとは思わなかった。それでもこの機会を通じて韓国のプロ野球の問題点もあぶり出されているようであり(ストライクゾーンの問題,ボールの大きさの問題など),敗戦を真摯に受け止めている様子をうかがえば,日本のアマ野球のレベルは飛び越えて日本のプロ野球にとって無視できない存在になる日は遠くないだろう。