外野からの内野への声←鳥谷・関本・藤本の契約更改

阪神の鳥谷が5日、契約更改交渉に臨み、3200万円増の7000万円でサインした。今季は2年連続で全試合に出場し、フルイニング出場も果たした。打率2割8分9厘、15本塁打、58打点。「全試合フルイニング出場を評価してもらえた」と納得顔だった。
規定打席に到達していないが、打率3割1厘を残した関本は1000万円増の4000万円を保留し「ショック。頭の中が真っ白」と涙声だった。藤本は現状維持の4650万円でサインした。(金額は推定)(sports.nikkei.co.jp)
チームにおける立場の違いが,金額に大きな差をもたらしている。

鳥谷は今季全試合フルイニング出場。日本シリーズには出られなかったがオールスターにも出ていてまさに皆勤賞。プロ3年目にして不動のポジションとなったことが満額の評価となった。

これに比べ関本は開幕ベンチスタート。藤本の不調と今岡のケガでいつしかスタメン常連になり,最終的には3割打者となった。セカンドとサードをこなし,打順も阪神では適任がなかなか見つからない2番を立派にこなした。そもそもセカンドで藤本と激しい競争をさせており,今季の成績を前向きに評価するのであれば,1000万円増というのは少々厳しくはないか。

鳥谷が+54%,関本が+25%,この差は何なのだろうか。また藤本が今季あの出来で現状維持というのも納得しかねるところがある。打率は2割5分にも満たず,2番を失格になる形で8番に回ってこの出来。関本がどこをラインにして要求しているかもあるが,藤本の500万を関本に回すくらいのことはしていいのではないか。

安藤に関しても1億円を狙っていたのに200万円足らず。今季の成績からすれば1億円プレーヤーで全然恥ずかしくないと思うが,その200万円のこころは何なのだろうか。

阪神の詳しい査定の計算表を見てみたいものだ。