猛虎覇権奪回へ←開幕投手は42番だ

プロ野球セ・リーグは30日、横浜−巨人(横浜)中日−ヤクルト(ナゴヤドーム阪神−広島(京セラドーム大阪)のナイター3試合で開幕する。今季は交流戦24試合を含む144試合制で優勝を決めた後、上位3チームで日本シリーズ出場権を争う「クライマックスシリーズ」が初開催され、各チームの戦い方が注目される。
29日には各チームが開幕戦を戦う球場で調整。阪神開幕投手はプロ17年目で初めてとなる38歳の下柳を起用する。
先日弊ブログで開幕投手は29番小嶋ではないかと推測したが,岡田監督はそれを選択しなかった。土曜日の先発がジャンでないとすれば3試合連続で左腕先発という懸けである。

15年間セントラルリーグで連覇がないという事実があるが,今年からクライマックスシリーズがあることで本当にわからないシーズンである。シーズン通して1位であっても日本シリーズに出られる保証はない。だが岡田監督も中日・落合監督もシーズン1位にこだわる戦いをしてくれるようだ。

今季を占うキーマンだが,復活をかける今岡はもう大丈夫だと判断したい。シーズン当初は飛距離にこだわらない単打を積み上げて,交流戦では恐ろしい打者になってほしいものだ。気になるのは,赤星の出塁率と盗塁である。今年は2番か9番が定位置になりそうだが,ヒットでも死球でも何でもいいから数多く出塁し,走る場面を増やしたい。

もう一人気になるのは,藤本である。セカンドのレギュラーをついに関本に奪われ,守備固めの秀太との狭間で存在意義を何とか見出そうとしているが,今が一番苦しい時期ではないか。これからの長いシーズン,起用される機会も少なくないはずだが,1試合1打席を大事にして結果を出すことで何とか優勝に貢献して欲しい。

投手については,岡田監督らの采配が試されるシーズンではないだろうか。ローテーションの柱がほとんど不在な中,10人程度で先発を回すことになりそうである。2軍からの情報を大事にしながら常にベストなローテーションを見せて欲しい。まずは下柳→小嶋→能見→江草→ボーグルソン→ジャンという流れだろうか。

いよいよ明日が開幕戦,下柳に多くを求めず,打線が早く爆発することを祈りたい。まずはヒット1本である。早くみんなに出て欲しいというのが切なる願いである。明日は投手戦にはならない!