星野演出←野球北京五輪日本代表一次候補

北京五輪を目指す日本代表の第1次候補60選手を発表した星野監督は、「予選は短期決戦であり、初対戦のチームが相手。投手を含めた守り優先の野球になる」と説明した。その言葉通り、本塁打の魅力よりも確実性や守備力を重視し、コンスタントに安打を打てる青木や、足のある西岡、守備に定評のある中日の二遊間、荒木、井端らが名を連ねた。(時事通信
星野監督の談話から浮かぶ話,それは「野村ノート」に書いてあったと思うが,野村克也監督の信条である「1点もやらなければ負けない」というものだが,まずは狭き門のアジア予選で勝つために誰が先発投手を務めるのかが注目されよう。

まだ実際の選手枠の3倍も選ばれている段階で何とも評論できないが,各チームのファンの目線からすれば,今ここに候補として選ばれている選手が秋まで残り続ければそのチームは上位に絡んでいると言うことだろう。特に阪神・今岡,矢野あたりはそういった星野SDからのゲキととらえたい。

星野監督は就任当時から守りを中心にした野球をやりたいと語っていたが,イチロー松井秀喜らがアメリカへ行ってしまったこともあって堂々と「攻めの野球,打ち勝つ野球をしたい」と言いにくい状況になっている印象もある。守り勝つ一方で打ち勝つことへの研究もぜひ田淵コーチを中心にしっかりと練って欲しいと願う。