組織の責任はいかに←ジュビロ磐田菊池選手淫行事件

昨日,10年来加入しているジュビロ磐田サポーターズクラブからこんな手紙が届いた。自分の組織に加入している選手が犯罪に荷担したことを恥じていることがよくわかるが,反面でこのクラブはこの事件を予防するために何ができるだろうと思いをめぐらせてみる。

私もいっぱしの会社員であるが,条例違反・法令違反になるようなことはするななんていう研修は一度もなかったし,他の会社やクラブチームでも言わずもがななのではないだろうか。組織というものは,実際にはこういう事件が起こって初めて,じゃあ研修をしましょうなどと行動を起こすものである。また,22歳という選手の年齢を鑑みても,一個人としての判断力が欠如していたものであって,たまたまジュビロ磐田の選手だったということしかないように思える(彼がレンタル移籍していたアルビレックス新潟時代の犯行であったらどちらの責任だったのだろう)。

この事件発覚直後,ジュビロ磐田に対して抗議の電話が鳴りやまなかったそうであるが,今は激励の電話も多いのだとか。チームメイトからこのような選手が出てしまったことはとても残念で批判にさらされるのも仕方ないが,どこの組織に属しているなどということを超えて一個人があらためて社会通念から外れない生活をしなくてはならないと思う。