持つ者と持たざる者←讀賣3×4阪神@東京

持つ者と持たざる者−地上波しか見られない人々は,114分にも及ぶ壮大な「G+ジータス」の宣伝番組を地上波にて見なくてはならない。BSデジタルやCSあるいはCATV設備を持つ者は最後まで楽しめる。昨日は一切の地上は中継がなく,伝統の一戦も墜ちるところまで墜ちたのだろうか。自分もこういった現象と無関係ではないが,日本のプロ野球は誰が動かすのだろう。

1点を先行されてなかなか同点に追いつけない阪神,これまでの強い巨人なら林・豊田・上原で逃げ切り,阪神打線は例のごとく何もできないと思っていたがどうやら違うらしい。昨日も書いたが,昨日のような勝ちを翌日につなげることができるようになったのは明らかに進歩であって,この4連勝はペナントレースを俯瞰する上で大きな意味を持つのかも知れない。

そして大きな事件と言えば,岡田監督が桜井をスタメンとして定着させることを示唆し実行に移している点である。当然のごとく使われた人は結果を出してくれる。好循環が生まれだしていると思いきや今岡の不振,メスを入れるところだらけだが,今シーズンは若手が必死に埋めようとしている姿勢がある。

今まで今岡を下げることをしづらかったのは,個人としての打率が3割をキープしていたことのみが起因していて,バッティング内容には誰も納得してなかったはずである。本人も,何を周囲から求められているのかを理解して欲しいというところで,シーツと同様ベンチで頭を冷やして(あるいは魂を熱くして)スタンバイしていて欲しい。

これでマイナス3,交流戦の前の状況まで戻ってきた。勝手知ったる甲子園での6連戦とは言え相手はホームで一泡ふかされた中日と讀賣。連勝を延ばすことも何よりの楽しみだが,これ以上借金を増やす戦いは見たくない。