米国不況への一手?←上原・川上メジャー移籍で

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巨人からFAとなって、オ軍と2年総額1000万ドル(約9億1000万円)で基本合意した上原浩治投手(33)が、11日に渡米、身体検査を経て14日(現地時間)にも入団会見をすることが9日、分かった。また、年最高300万ドル(約2億7000万円)の出来高の内容は、先発試合数と投球回数の成績によることが判明。あらためて“先発”としてメジャーに挑戦する強い意志が鮮明となった。
11年越しの夢だったメジャー入りが秒読みになってきた上原が、11日に渡米、週明けにメディカルチェックを受ける。関係者によれば、オリオールズ側は14日の入団発表に向け、準備を始めている。通算2632試合連続出場のC・リプケン内野手が大活躍した本拠地オリオールパーク・アット・カムデンヤードで会見が行われる予定だ。(報知)

プロ野球中日ドラゴンズフリーエージェントになっている川上憲伸投手(33)が、アメリカ大リーグのアトランタ・ブレーブスとの契約に合意した。
ブレーブスは公式ウェブサイトで、中日からフリーエージェントになっている川上投手が、ブレーブスとの契約に合意したことを発表した。
川上投手は先発として期待されていて、11日にもアトランタへ向けて出発する予定となっている。 (FNN)

川上の契約内容はまだ公表されていないようだが,上原の契約は昨年までに渡米した同じクラスの投手のそれとはかなりスケールダウンした印象が強く「お買い得だ」とする論調が多かった。推測に過ぎないが,川上の内容も似たものになるかもしれない。

昨年までは,ある程度の実績を携えた日本人投手がメジャーへ行くと言えば大歓迎され,契約も日本国内のどの球団も出せない額で行われた。しかし量的にも質的にも飽和した観のある日本人投手は,米国の経済危機にも相まって,「夢をかなえる挑戦の地」として再び強気になっているのかもしれない。今後メジャーに挑戦する日本人は,質の良い選手はお買い得品として使われ,未知数な選手はさらに安く買いたたかれて厳しい挑戦の道を強いられるかもしれない。

夢だけを追って純粋にメジャーを追いかけるならいいが,カネの面でポジティブに考えていた日本人投手はこれからしばらくは厳しくなりそうだ。

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