五輪野球を取り戻すために←U-25WBC

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宇都宮徹壱氏のコラム「独墨日、それぞれの育成事情 第6回フットボールカンファレンスリポート」を読むにつけ,日本の野球のレベル向上および底辺拡大について考えたい。ただしまだ考えも整理されていないのでメモ程度に。

題名に五輪野球と冠したのは,一部のお偉いさん方などが2016年の五輪(東京もノミネート中だが結果はどうか)に野球を取り戻そうとする動きもあり,それだけがゴールではないがやはり注目度などを考えるとオリンピックでの有無は大事と考えて設定した。

ひとつには,サッカーのように年齢で区切って育成のニュアンスを強めることだろう。そういう意味では,年齢ではなかったが基本的にアマチュアが出場していた2000年までの流れは決して間違いではなかった気がする。具体的な経緯はわからないが,市場としてNPBなどが着目し,領地を奪ってしまっていたのなら,本末転倒である(アマチュア一筋の人にとってはワールドカップなどもあるがそれでもオリンピックは大きな目標だったに違いない)。この動き(アマ→プロ)は日本だけではなかった気がするので,もう一度足並みをそろえてもいいのかもしれない。

五輪の理念としては平和とかスポーツの普及といった正義が大事なファクターになってくるだろうから,単純に「野球復活!」と叫び続けることは得策ではないだろう,ということだ。

もうひとつ,サッカーのW杯は,大会のグレードとして世界の頂点にあると言えるのは,その三角形を創り出すための下カテゴリの大会が存在するためだろう。今回も辞退者が続出しているWBCに関しても,単独で存在していればそのありがたみはわかりにくい。何もかもサッカーをお手本にするわけではないが,WBCの2年後に「25歳以下のWBC」などを創ってみてはどうか。年齢は25でも23でもいいが,いずれにせよ日本はこうした大会で常にトップを争えるくらいのレベルを保っていると思う。

何も世界でやらずとも,韓国・台湾・中国の各リーグ優勝チームを招いて行われている「アジアシリーズ」を発展させ,まずはアジアで11月に「U-25アジアシリーズ」などにしてみてもいいのではないか。

そんなことより,これを書くためにたどりついた先に「全日本野球会議」という野球日本代表を運営しているとされる団体があまりに謎だ。

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