今年の中村紀洋は

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昨日発売の週刊ベースボールの巻頭インタビューはドラゴンズからFA移籍した中村紀洋だった。読む人によって感想は違うだろうが,私はなぜかガッカリした。

2006年オフにオリックスとケンカ別れした中村はすべてを失った。そこからドラゴンズにチャンスをもらい,死にものぐるいで這い上がってついには昨オフ胸を張ってFA宣言してさらに良い環境を求めたが,中日時代の死にものぐるいさがまったく伝わってこないのだ。

記者がインタビューを忠実に起こしたのだろう,「まぁ」や「けど」というどこか距離を置いたような答えが多く,1年間無事にやれればいいという感じでノムラ野球への理解も夏場にはわかるだろうというような回答。

興味を持った方には読んでみて頂きたいが,今シーズン中日時代の成績を上回るようなことはないのでは,と個人的には予想している。

難しいのは,インタビューにおける記者の態度が悪かったとか,中村自身の体調が悪かったとか何か別の深刻なことを考えていたとかいう要因があったとしたら文面に表れない。かといってテレビでのインタビューで役者風情というのも痛々しく見てしまいそうだが。

今号の「週ベ」巻頭インタビューに中村がふさわしくないと思ったのは,今号のテーマが「背番号」で,様々な歴史や現況を伝えている中,中村のインタビューでは背番号に愛着がなく,何となく中日時代の99をそのまま着けただけ,という素っ気ないものだったからでもある。

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