閑散とする国立に緊迫の予選会←日本3×0香港

22歳以下(U22)で争われるサッカー男子の北京五輪アジア2次予選B組の第1戦、日本−香港は28日、東京・国立競技で行われ、4大会連続の五輪出場を目指す日本は3−0で順当勝ちし、白星スタートを切った。
日本は開始直後から主導権を握り、前半11分にカレン(磐田)からのパスを受けた平山(F東京)が先制ゴール。後半には21分に梶山(F東京)、38分に増田(鹿島)が決めて突き放した。(時事通信
2次予選はすべて格下相手であり,勝つことは当たり前なのだが,観客が選手を育てるということもあるのではないだろうか。そういう意味では試合内容結果うんぬんよりも,今の日本サッカーの環境について嘆きたくなる気分のゲームであった。

試合内容も,反町監督の試合後記者会見の様子が物語るように,満足行くものではなかった。具体的に何かというところは難しいが,相手のスピード・相手のレベルに合わせた流れで,圧倒すべき相手にそれができなかったのはもはや精神面に端を発すると考えてもいいのかもしれない。

ここのところ気になるのは,明らかに格下が相手と決まっていても,選手・監督が強気のコメントを発さない点である。国を代表するという立場にあって自分を鼓舞するためにも,「大量点で勝ちたい」なんて言葉を待望したい。

逆に言えば今日のような内容では関心がさらに向くことはないだろうし,プレーでその答えを出して欲しいものである。

今のところオリンピック関連で言えば野球に押されているが,注目される余地はあるわけであり,これからどんな露出の仕方をしていくか見ていきたい。