「勝ち点6」が1に←日本1×1カタール@アジアカップ

思えばカタールのセバスチャンが決めたフリーキックによるゴールの何分か前,それよりもやや遠い位置から同じように「急襲」されるキックがあった。見ていてとても嫌な予感がしたが,日本代表は最初のフリーキックでびびってしまったのだろうか。

我々はとにかく昨年の今頃のトラウマから解放されたい。すなわちドイツでのオーストラリアとの試合での惨敗。あの時もビドゥカらから「殺してやる」と言わんばかりの強烈なシュートに襲われ,結果的には3点を失った。今回は負けはしなかったものの,負けに等しい引き分けの典型的試合をやってしまっていた。

1点をとった後,カタールも中途半端な姿勢だった。すぐに同点とはやるわけでもなく,しかしその使命感を忘れまいとややピッチを上げていたようにも見えた。そんな中で日本もリスクに備えたのか2点目を積極的にねらいに行くような形にはならなかった。けれどもチャンスはあった。

今日は中村憲剛がフィットしていなかったように見えた。また山岸も,動きはよかったがボールを持った時の精度に不安が残る。彼に変わった羽生も同じことが言えた。高原も1トップだったので左右の動きを我慢していたようだったし,相手も背水の陣として臨んでくる次節UAE戦ではさらに万全の布陣で臨んで欲しい。